バベルの塔

「ルター聖書」
1674年   ニュルンベルク
銅版画+鋳造活字印刷
17世紀から18世紀にかけてニュルンベルクの大出版者ヨハン・アンドレア・エンドターとその後継者たちはドイツ語訳されたルター聖書を何度も出版しましたが、これは1674年版の「バベルの塔」部分の挿絵です。 聖書の挿絵の場合、このように塔よりニムロデ王をフューチャーしているものをよく見かけます。 絵の周りのボーダー飾りは活版印刷です。 ドイツ語のヒゲ文字は面白いので、ページ全体として絵になります。

同じ出版者の1725年版のものもこの特集で紹介していますので、ご参照ください。

挿絵の拡大図です。 薄い漉き紙なので多少紙が波うっています。