フランス軍事力解説図 アンリ・アブラハム・シャトラン 「歴史地図帳」 1705年−20年 アムステルダム 手彩色銅版画 |
「歴史地図帳」は、地理学者シャトラン(1684−1743)が作った地理学に比重を置いたこの時代を代表する百科全書で、全七巻からなっています。 地図はシャトランが制作し、解説はニコラ・グードゥヴィルが担当しました。 どの地図も通常の地図には無い様々な情報が満載で、まさに当時の百科事典的な知識の宝庫です。 この興味深い図版は当時のフランス軍(主に海軍)の詳細を解説しているもので、予算から始まり、軍の編成、階級ごとの兵士の数、軍艦の種類と数、紋章、軍港図、大砲の解説など、ここまで公開して良いのかというくらいの情報が集められています。 それらの情報が美しく配列され、面白い図も満載されているので、見て楽しく、読んで驚きの図版になっています。 |
写真はマージンを少し出して、イメージサイズより大きめに写してあります。 イメージサイズは印刷されている部分です。 |
フランス軍の大砲の解説図です。 何か可愛いですね。 |
フランスガレー艦隊の解説部分。 ガレー艦の総数やガレー艦隊の乗組員の組織図まで出ています。 |
こちらはフランス海軍の解説部分。 海軍軍人の総数や全艦数の表が出ています。 下の方には軍港図まで。 やれやれ。 |