MIACO(京都)
アラン・マヌソン・マレ
「世界誌」
1683年 パリ
手彩色銅版画
マレ(1603−1706)はポルトガル軍に技術者として従軍した後、フランスに戻ってルイ十四世に仕え、1683年に「世界誌」を著しました。 地図、風景、建築、衣装など世界の事象を知る網羅的な地誌で、全5巻から成っています。
京都(MIACO)の景観図は、当時のヨーロッパ人から見た遠い東洋の都市イメージの縮図と言えるような図版で、中国と日本が混ざった不思議な風景が逆に興味を引きます。