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イタリアポスター  
   
 
 
   
世界の映画ポスターの代表的サイズとその特徴
表示サイズは各フォーマットにおける平均的サイズで、実際はそれぞれのポスターにより違います。
フランスポスター

-30x40cm
-40x60cm
-40x80cm
-60x80cm

小判ポスターは1970年頃までは60x80、それ以後は40x60が多いようです。 40x80は1960年頃まで時々作られました。 30x40は50年代に稀に作られています。 
最近の40x60判についてはサイズがかなりいい加減で、これより小さいことがほとんどです。

-120x160cm

アメリカではone panelと呼んだりしますが、フランスでは普通に大判ポスターと言っています。 たぶん160x240判のポスターをdouble panneaux(英語だとdouble panel)と言うのでそう呼ぶのでしょう。 昔はこのサイズのポスターで数種類作られましたが、最近は一種類だけというのが一般的です。

この他60x160cm、160x240cm、320x480cm、変わったところではメトロの階段用の平行四辺形のポスターなどもあります。

120x160判ポスターの方が印刷された数も多く探しやすいのですが、当店では扱いやすさのためか小判ポスターの方が人気があるようです。 しかし小さい方は数が圧倒的に少なく、とくに古い映画のポスターは収集が困難です。 また小さいポスターは使い回されることが多く、コンディションの良いものを探すのはさらに大変です。

フランスのポスター制作には専門のポスター作家以外に様々なジャンルの芸術家(ファインアートの画家、写真家、舞台美術家、漫画家、俳優など)が関わっているのが特徴です。 また1950年代の終わりまで、多くのポスターでリトグラフ印刷が採用されていて、フランスのポスター芸術の素晴らしさを実感できます。

イタリアポスター

-45x65cm(fotobustas)
-33x70cm(locandina)
-70x100cm(1-foglio)
-100x140cm(2-foglio)
-140x200cm(4-foglio)

fotobustaはアメリカのロビーカードのようなポスターで、ひとつの映画で6種類から12種類ぐらい作られました。 1950年代以前は35x50cmでした。 locandinaはアメリカのinsertのようなポスターです。 100x140判がアメリカのone sheetのようなポスターと言えるでしょう。 

イタリアでは、様々なイラストレーターが腕を競って素晴らしいペインティングタッチのポスターを作っています。 大きいサイズのポスターでそれらを見ることができます。 アメリカ映画のポスターで本国版以上に人気があるものもあります。 値段もどんどん上がっているのは困ったことですが。

スペインポスター

-70x100cm

いわゆるone sheetがこのぐらいのサイズですが、ものによって違います。

ベルギーポスター

-35x55cm

上記サイズはのりしろまで含めたサイズで、のりしろはしばしばカットされています。

ベルギーポスターはほとんどが使用済みのポスターで、書き込みや当局の検閲シールが貼られています。 コンディションも他の国のポスターに比べると悪いものが多いですが、むしろ雰囲気が出ていて良いと言う人もいて、あまり気にしないようです。 

1960年頃までのベルギーポスターの特徴は、その独特のペインティングタッチのイラストレーションにあります。 デザインもベルギー独自に作られたものがほとんどで、なんとも言えない遊び心があります。 ベルギーポスターだけ収集しているポスターファンもいるくらいです。 60年以降は写真のポスターが増えてきて、デザインもファンキーな感じが薄れ、ベルギーポスターの面白みが無くなってきたように思います。

ベルギーでは、自国で製作する映画はあまりありません。 でも実に面白いポスターなので、ベルギーに関しては「アリア」の製作国オリジナル主義という収集方針は採っていません。

ドイツポスター

-60x85cm

戦前のポスターはサイズがバラバラです。 戦前の表現主義時代のポスターは傑作が多いのですが、戦禍のため入手は非常に困難です。

ポーランドポスター

-60x80cm
-67x95cm

ポーランドポスターは今まで扱ってきた経験から見ても、サイズはケースバイケースで上記サイズもおおよそです。 一応1970年以前は60x80、それ以後は67x95が多いという感じですが、変形ポスターもかなりあります。

ポーランドは戦後に世界的にみても革新的なポスター芸術運動があり、映画ポスターもその流れの中にあります。 ポスター自体として素晴らしいものが多く、映画ポスターファン以外のポスターファンからも高く評価されています。 でも時々過激過ぎて何の映画か判らないポスターもあります。 大衆的娯楽である映画のポスターとして、そのような作品まで認めるのがポーランドの懐の深いところです。

イギリスポスター

-75x100cm(British quad 縦位置の場合はquad crown)
-50x75cm(British double crown)

この他USサイズのポスターも作られる場合があります。 最近のポスターにはアメリカのポスターのように両面印刷のものもあります。

アメリカポスター

-35x55cm(window card)
-35x90cm(insert)
-55x70cm(harf sheet)
-70x105cm(one sheet)

この他にも jumbo window card、 3-sheet、6-sheetをはじめ様々なサイズのポスターが作られています。

window card はドライブインやドラッグストアなどに貼られました。 よく劇場名や期日が書いてあるのはそのためです。 insert、harf sheet は主に予告用に使われました。 これら三種類のポスターは厚紙に印刷されています。 古いポスターはほとんど折られてしまいますが、その場合これら厚紙ポスターは特にひどいダメージを受けやすくなります。 したがって幸運にも折り目をつけられずにコンディション良く生き残ったポスターには普通以上のプレミアがつきます。


アメリカは多民族国家ですから、字が読めなくても絵で分かってもらえるように説明的デザインのポスターが主流です。 中にはソウル・バスやノーマン・ロックウェルのような有名作家が作ったものもありますが、ほとんどは無署名です。

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