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ローラン・ベルレーズ神父
「ツバキ属」
1839年−43年   パリ
多色刷メカニカルスティップル銅版画手仕上げ
もともとは中国・日本原産であるツバキが東洋への憧れもあいまって、19世紀にヨーロッパで爆発的な人気を集めます。 様々な品種のツバキがヨーロッパに紹介され栽培されるようになり、また品種改良も盛んに行われました。

イタリア生まれのベルレーズ(イタリア名ロレンツォ、1784−1863)はチェネダ司教神学校で司祭に任命され、パリの教会に派遣されます。 そこでツバキに興味を持ったベルレーズは、既に1817年には自らツバキの栽培を始めていたと言われています。 精力的に栽培品種を増やし研究を進めていたベルレーズは1837年頃に、混乱していた新品種の分類や名前について整理し紹介するモノグラフの必要を強く感じました。 ベルレーズが20年以上に亘って収集し栽培したツバキについての研究の集大成である「ツバキ属」は、フランスで刊行された最高のツバキ図譜として各国で賞賛されました。 ベルレーズは1846年に全ての植物を売り払い、故郷のイタリアに帰りました。

「ツバキ属」の成功の要因は、ベルレーズのツバキ研究の成果は勿論ですが、植物絵師としてJ・J・ユングが参加したことも重要です。 ユングはベルレーズの庭園と温室に咲く生きたツバキを写生し図版にしました。 不思議なことにこれほどの絵師でありながら、ユングについてはどのような人物だったのかほとんど分かっていません。 また彫版と印刷は、ルドゥーテの「バラ図譜」などこの時代のスティップル版画の傑作を作っているレモン工房が行っています。 彫版にあたっては、ルドゥーテ時代のスティップルから一歩進んだメカニカルスティップルという技法が取り入れられ、さらに細密な点刻彫版が施されています。 目を凝らしてみないと彫版の跡が分からないほどの素晴らしい出来栄えで、スティップル彫版技術の最終形と言えるでしょう。

カタログの赤いツバキの写真で、色が少し朱色っぽく写っているものがありますが、実際はもっと赤っぽい色です。(全体的にカーマインよりはマゼンタに近い感じです。)

以下は430x510mmダブルフレンチマット付きです。
マット色はホワイトです。

  OBM18-32
Camellia Rosa Species Nova
マット付き \73,150- (税込)
 

以下は430x510mmダブルフレンチマット付きです。
マット色はクリームです。

  OBM18-131
Camellia Floy de Loddiges
マット付き \78,650- (税込)
 

  OBM18-193
Camellia Burcii Striped
マット付き \95,150- (税込)
 

以下は版画シートのみです。
写真はシートのマージンをイメージサイズまでトリミングしてあります。

サイズはイメージサイズです。
マットはご希望により制作します。

  OBM18-30
Camellia Lindbria Vera
240x310mm

\93,500- (税込)
 

  OBM18-137
Camellia Minuta
240x310mm

\60,500- (税込)
 

  OBM18-175
Camellia Rosea Superba
240x310mm

\49,500- (税込)
 

  OBM18-176
Camellia Parkerii
240x310mm

\60,500- (税込)
 

  OBM18-188
Camellia Wardii,
ou Floy de Broughem
240x310mm

\38,500- (税込)
 

  OBM18-216
Camellia Anemonoeflora Rosea de Low
230x290mm

\82,500- (税込)