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エリック・ダールベルク
「古今スウェーデン誌」
1660年−1716年 ストックホルム
銅版画 |
ダールベルク(1625−1703)はスウェーデン軍の技術部隊を創設し築城の神様と言われ、最後は陸軍元帥まで上りつめたスウェーデンの英雄です。 しかし現在ではこの当時のスウェーデンの国力を世界に示した「古今スウェーデン誌」を著したことで有名です。
農家に生まれ、幼くして孤児になったダールベルクはまず書記の仕事を得、彫版技術、作図、数学、建築、地理学などを学びます。 その後軍命によりヨーロッパ各国に赴き、技術武官として様々な功績を上げてゆきます。 その時フランクフルトでマテウス・メリアンと接触し、有名な「トポグラフィー」(ヨーロッパの地誌)のためにメリアンの工房に図版を提供したことが、この壮大な作品を企画するきっかけとなりました。 軍人として成功することで国王からの庇護を受け、1660年に遂に長年温めてきたスウェーデンの栄光を描き出すという仕事に取り掛かります。 制作にはダールベルク自身以外にも各国の優秀な版画制作者が参加し、ダールベルクもその後43年間死ぬまで制作・監督に携わりましたが(その間に軍人としての仕事もありましたが)、あまりにも壮大な仕事だったために結局生前には完成することが出来ませんでした。 しかし完成したこの作品は、主要な都市とランドマークを網羅したスウェーデンを代表する地誌・建築史になったのです。
紹介されている図が多いため、1枚に2図描かれているものが多いですが、当店では1枚に1図の特に重要な作品のみを取り扱っています。 |
以下は版画シートのみです。
写真はシートのマージンをイメージサイズまでトリミングしてあります。
サイズはイメージサイズです。
マットはご希望により制作します。
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OA5-2 |
The Church of Ulrika Eleonora
in Kungsholmen |
250x360mm
\49,500- (税込) |
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OA5-3 |
Wanngarn |
220x350mm
\38,500- (税込) |
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OA5-5 |
The Stockholm Palace
of Count and Marshal of the Realm
Magnus Gabriel de Gardie |
255x395mm
\55,000- (税込) |
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OA5-7 |
Stockholm the Old Palace
facing the town |
245x390mm
\55,000- (税込) |
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OA5-10 |
The Stockholm Palace
of the excellent and splendid
Count Karl Piper |
240x340mm
\49,500- (税込) |
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